「凄いぞ。ウルトラセブン第45話の蕎麦屋は既に無かった。しかし、第44話「恐怖の超猿人」冒頭のロケ地は現存した」
「どんなシーン?」
「冒頭の警官2名が猿人に襲われる夜のシーン。階段といい、岩垣といい、ここで間違いないだろう。現存するとは感動だなあ」
感想 §
「感想は?」
「C57 57のちょっと先。つまり、すぐ近くまで既に行っていた。そんな身近な場所がロケ地とは驚きだ」
「それは最近だろう?」
「子供の頃は、NHKの技研の前は何回も通った。そこから見てもすぐだ」
「ひぇ~」
「しかし、1つ分かったことがある」
「なんだい?」
「セブンのロケ地のうち、自転車で行ける範囲を調べることは、そのまま1960年代の世田谷区西部を調べることとイコールだ」
「砧撮影所の近くでロケ地を探すと、必然的に世田谷区西部になるってことだね」
「そうだ。そして意図せずして背景に1960年代の世田谷区西部の姿が映り込むことになる」
「それだけ?」
「いいや。子供時代の自分が見た映像なので、それの意味を解釈できることで驚きも味わえる」